それでは、インターバルタイマーをリハビリにおける訓練にどのように活用すればよいのか具体的に見ていきます。実際の訓練内容は、患者様一人ひとり異なるケースが多々あるかと思います。ここでは、分かりやすく説明するために簡単な椅子を使った腕と足のリハビリテーションをイメージしてみたいと思います。
- 椅子に腰をかけた状態で、両腕をゆっくりと上げてキープする(1分間)
- 両腕をゆっくりと下げて休憩する(20秒間)
- 椅子からゆっくりと立ち上がり、たった状態をキープする(30秒間)
- 椅子にゆっくりと腰をかけ、休憩する(15秒間)
例えばこの様なメニューがあり3セット繰り返す場合、インターバルタイマーは下記の通りに設定していきます。
インターバルタイマーの設定1
最初は1分間、両腕を上げ続ける訓練になりますので1分として設定します。画面右側にある1~6の数字はインターバル番号です。つまり、一番上のインターバル番号1の設定で1分間を設定します。
インターバルタイマーの設定2
次は、上げていた両腕をゆっくりと下げて休憩します。インターバル番号2で20秒間を設定します。
インターバルタイマーの設定3
次は、椅子からゆっくりと立ち上がり30秒間立った姿勢をキープします。インターバル番号3で20秒間を設定します。
インターバルタイマーの設定4
最後に、立っていた状態からゆっくりと椅子に腰を下ろして15秒間休憩します。インターバル番号4で15秒間を設定します。
補足事項
リピート回数について
画面右上のリピート回数で、上記で設定した内容を何回繰り返すのかを設定できます。この例では3回繰り返す想定ですので、3と表示されています。グルス大画面大音量タイマーでは、0~10回の繰り返しと無限リピートを選択できます。
インターバル番号について
画像のインターバル番号で、インターバルバー(縦の棒)が表示されている番号と表示されていない番号があります。これは、インターバルタイマーが設定されている番号のみ、インターバルバーを表示する仕組みなっているためです。この例では1~4のインターバル番号に対して設定されているので、その番号の右側にのみインターバルバーが表示されています。
STマークについて
各インターバルバーの右上にSTのマークがついています。これは、それぞれのタイマーを開始する時にスタート音を鳴らすか鳴らさないかの設定です。この例では1~4全てのインターバル番号にSTマークが表示されているので、各タイマー開始時に電子音でお知らせします。